第47期(2015年度)指針
『 “三方よし”の心構えを持って仕事にあたれ 』
『 “三方よし”の心構えを持って仕事にあたれ 』
濱田 博人
企業の「永続性」・「存在価値」を追求すれば、社会的責任(CSR)につながる。企業及び社員は社会の一員であり、
良き企業市民として社会と共生し、仕事を通じて社会に貢献していかなければならない。そして、社会的責任(CSR)とは、
持続可能な社会へ向けて、企業・社員が仕事を通じてどのような役割を果たしていくのかを考えて行動していくことである。
この考え方は、近江商人の経営哲学「三方よし」の精神につながる。
近江商人の商いは、他の地域に近江の織物などを運んでいって行商をはじめ、やがてその地域で店を開店する方式だった。
その商才をねたんで、他の商売人から「近江泥棒」などと言われたりもした。このため、旅先のその地域の人々の信頼を得ることが
何より大切であった。
そのため商いの心得として説かれたのが、売り手よし・買い手よし・世間よしの「三方よし」である。
良き企業市民として社会と共生し、仕事を通じて社会に貢献していかなければならない。そして、社会的責任(CSR)とは、
持続可能な社会へ向けて、企業・社員が仕事を通じてどのような役割を果たしていくのかを考えて行動していくことである。
この考え方は、近江商人の経営哲学「三方よし」の精神につながる。
近江商人の商いは、他の地域に近江の織物などを運んでいって行商をはじめ、やがてその地域で店を開店する方式だった。
その商才をねたんで、他の商売人から「近江泥棒」などと言われたりもした。このため、旅先のその地域の人々の信頼を得ることが
何より大切であった。
そのため商いの心得として説かれたのが、売り手よし・買い手よし・世間よしの「三方よし」である。
社員一同に確認する。
・仕事をするにあたって、自己中心・自己満足になっていないか。上司・同僚に仕事内容が理解されているか。
・発注者に理解されるような資料・成果品の作成を心がけているか。理解しないのは、担当者の知識・技術が劣っていると考えていないか。
・成果品より造り出されるものが、社会や地域住民の納得・満足できるものとなっているか。
文化性・芸術性を取り入れているか。
つまり「三方よし」とは、
・売り手は、良い商品(成果品)を作ることにより利益を得てよし
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「企業・社員」
・買い手は、良い商品(成果品)を得てよし
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「発注者」
・そして、その商品(成果品)から造り出されるものが、社会・地域住民のためになることが世間よし
・・・・・・・・・・・・・「社会・地域住民」だ。
すなわち、短期間な利益を追ったり、自分の利益や主張のみを優先するような考え方では、末永く商いは続けられない。
商いを通じて世の中に貢献してこそ、地域の人に喜ばれ、結果として商いも発展していくという考え方である。
そうした「近江商人」の考えたことを実践することは決して無駄なことではないと考える。
よって、今期は当社(社員も)よし・発注者よし・世間よしの『“三方よし”の心構えを持って仕事にあたれ』を指針とする。
以上
「近江商人」:近江(現在の滋賀県近江八幡市近辺)を本拠としながら、他国へ行商した商人のことである。
近江商人の流れを汲む企業としては、トヨタ、丸紅、伊藤忠、大丸、高島屋、日本生命、ヤンマーなどがある。
近江商人の流れを汲む企業としては、トヨタ、丸紅、伊藤忠、大丸、高島屋、日本生命、ヤンマーなどがある。