第45期(2013年度)指針

第45期(2013年度)指針
『 永 続 性 の 追 求 』

 

濱田 博人

  企業経営の目的は、「利潤を追求することである」といわれたり、「企業活動のアウトプットである成果・提案を通じて社会に貢献し、
 社員に生計のカテを得る場と働きがいのある場を与え続けることである」といわれたりする。
  しかし、公営企業ならともかく、私有財貨を投下して営む私企業である限り、投下資本に見合う利潤を上げることが
 企業経営の結果として期待されることは当然である。

 「利潤を上げる」という言葉にはいささか抵抗があるであろう、しかし、冷静に判断すれば、利潤がなければ会社も社員(家族)も
成り立たない。存在すらないのである。世間では不況だ、仕事がない、と大騒ぎしているが、それは利潤のでてない会社であって、
儲かっている会社には関係のないよそ事である。人は皆、正義感を持って、社会に尽くそう、人の為になろうと人に教え、
自分も実行しようとする。大変良いことである。しかし国を動かし、社会を変え、人を豊かにするには、理屈でも好き嫌いでも無い。
要するに「利潤のでる会社を永続させる」まさにこれが出来なければこの現実は不可能である。
 よって、今期は「永続性の追求」を指針とし、社員の心構えを下記に示す。

・「誠実」  事業をやっていくからには儲けなければならない。だが、儲けることばかり考えていたのでは事業は永続きしない。
そこに真心があり、発注先と心の触れ合いがあってこそ事業は永続し発展する。 「誠実」が事業の根本である。

・「意欲」  “仕事” それは自分との戦いである。 技術・品質・価格・工期・信頼について誰にも負けないという自負心や、
打ち克たねばならぬとして己を鞭打つ「意欲」に欠けては仕事は出来ない。 要は“やる気である”。 「意欲」それは仕事においても、
人生においても不可欠な心の糧である。

・「技術」  当社は「技術」を売る会社である。 成果の出来栄えを一目見れば、これは当社がやったのが判るような成果品でありたい。
他人のまねをするより、他人がまねたがる「技術」それが我社の売り物である。

以上