1. はじめに
この度、(株)宮崎測量設計コンサルタントの会社創立50周年の記念を祝して、沖縄研修旅行が参加人数16名のもと5月25日(土)~27日(月)の2泊3日で行われた。
旅程は、
1日目:松山空港から那覇市に入り、おきなわワールドにて「スーパーエイサー」・「玉泉洞」を見学した後、那覇市にある沖縄県庁近くの「ANA CROWNPLAZAホテル 沖縄ハーバービュー」に宿泊。
2日目:「辺野古地区」を視察した後、「海洋博公園」・「美ら海水族館」を見学し、「古宇利大橋」を視察した後、同ホテルに宿泊。
3日目:「首里城」を見学後、那覇空港~松山空港を経由して、帰路についた。
2. おきなわワールド
沖縄本島・南部を代表する観光地。
1972年4月「玉泉洞」が開園、1996年にリニューアルオープンし地上エリアが充実。今では5万4千坪(東京ドーム4個分)の広大な観光施設となっている。
「スーパーエイサー」
旧盆の祖先供養の集団舞踊のエイサーをアレンジした人気アトラクション「スーパーエイサー」エイサー目当てのお客様も多く、公演中は沢山の観光客でにぎわっていた。

おきなわワールド

スーパーエイサー舞踊
「玉泉洞」
鍾乳石の数は100万本以上で国内最多、全長は5000mで国内最大級の鍾乳洞。
現在890mを公開、残りエリアは研究用として保存されており、年間100万人が訪れる東洋で最も美しい鍾乳洞といわれている。

昇龍の鐘

地煙の滝(手前)・龍神の池(奥)

青の泉
3. ステーキハウス「サムズ」
1日目の夕食は、ロブスター&ステーキ鉄板焼き。「SAM′S RESTAURANT GROUP(株)グレートイースタン」
食事だけでなくシェフによる料理中のパフォーマンスも有り、目でも楽しめた。ボリュームも(一人)ロブスター2尾とサイコロ状のステーキおよそ200g、付け合せ野菜、カレースープと大変満足できた。

パフォーマンスを行うシェフたち

ロブスター鉄板焼き
4.辺野古地区
2日目はホテルからバスで1時間半ほど移動し、辺野古地区の米軍海上ヘリポート建設現場を視察した。
海上ヘリポートが建設されているキャンプ・シュワブは名護市と国頭郡宜野座村に跨っており、バス移動の際には在日米軍の住宅も多く見られた。
対岸である瀬嵩の浜より海上ヘリポート建設現場を望んだ。
5.海洋博公園・美ら海水族館
辺野古地区から本部町へ1時間ほどかけて移動し、海洋博公園を観光した。
海洋博公園は、沖縄県の日本復帰を記念して開催された沖縄国際海洋博覧会の跡地に供用開始された公園であり、園内には水族館・ビーチ・植物園などの施設があり大変にぎわっていた。
美ら海水族館は開館当時は世界最大規模の水族館であり、水量7500m3の大水槽「黒潮の海」は世界でも有数の大きさであり、ジンベエザメやナンヨウマンタなど、多数の回遊魚が泳ぐ光景を見ることができた。

正面玄関にて集合写真

美ら海水族館 大水槽「黒潮の海」

海洋博公園から望む東シナ海と伊江島
6.古宇利大橋
海洋博公園から40分ほど移動し、名護市屋我地島から国頭郡今帰仁村古宇利島に架かる古宇利大橋を視察した。
かつて古宇利島へ渡るには定期船を利用していたが、2005年に古宇利大橋が架設され、古宇利島の住民の安心、観光を含めた産業の発展に寄与するようになった。
橋はPC8径間連続箱桁橋、PC4径間連続ラーメン箱桁橋。全長約2キロで開通当時は日本で最も延長が長い橋梁であった。
7.中国料理「桃翠」
2日目の夕食は、ホテル地下1階 中国料理「桃翠」にて中華コース「みつせ鶏特別宴席」をいただいた。
定番の中華から沖縄ならではのアグー豚を使った料理もあり、大変満足できた。

琉華七福盆

アグー豚の中華風ステーキ
8.首里城
3日目(最終日)はホテルから40分ほど移動し、かつての琉球王国の栄華を物語る世界遺産、首里城を見学した。
首里城は、沖縄県那覇市首里金城町にあり、かつて海外貿易の拠点であった那覇港を見下ろす丘陵地にあったグスク(御城)の城趾である。
現在は国営沖縄記念公園の首里城地区(通称・首里城公園)として都市公園となっており、一般財団法人沖縄美ら島財団が管理を行っている。
琉球王朝の王城で、沖縄県内最大規模の城であった。
戦前は正殿などが旧国宝に指定されていたが、1945年(昭和20年)の沖縄戦と戦後の琉球大学建設により完全に破壊され、わずかに城壁や建物の基礎などの一部が残っている。
1980年代前半の琉球大学の西原町への移転にともない、本格的な復元は1980年代末から行われ、1992年(平成4年)に、正殿などが旧来の遺構を埋め戻す形で復元された。
1993年(平成5年)に放送されたNHK大河ドラマ「琉球の風」の舞台になった。
1999年(平成11年)には都市景観100選を受賞。
その後2000年(平成12年)12月、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された。

首里城正殿

首里城正殿前にて集合写真

玉座も再現展示してある

世界遺産を示す石碑
琉球王国の政治、外交、文化の中心地として威容を誇った首里城。
鮮やかな朱色に彩られたその姿は、王国の歴史、文化の息吹を伝える雄姿であり、沖縄のシンボルそのものといえる。
首里城の見学で沖縄での旅程を終了し、那覇空港から松山空港を経由して帰路に就いた。
9.あとがき
今回の社員研修は、天候にも恵まれ、高知とは異なる沖縄の自然や文化、歴史に触れるとともに、普段とは違った社員の様子も見ることができ、親睦も深まった。
現場視察では、古宇利大橋の橋の構造や風光明媚な周辺環境との調和等を見ることにより技術向上に役立ち、また辺野古では沖縄の現状や基地問題も考えさせられるなど今後の仕事に活かせる有意義な研修であった。
最後になりますが、この研修を支えてくださった旅行会社やバス会社、また今回は参加できなかった社員など関係の方々に感謝を申し上げます。